こんにちは!うたです。
釣りをしていると初心者にはわかりづらい用語がたくさん出て来ますよね。
調べても、さらに新しい用語が出て来て余計混乱してしまう…
こんなことがないように、このブログでは初心者にもわかりやすい用語解説を行なっていきます。
今回はショックリーダーとは?ショックリーダーの目的、種類までをご紹介します。
ショックリーダーとは?
ショックリーダーとは、簡単にいうと緩衝材の役割をもつラインです。
主にPEラインやエステルラインなどの素材に伸びが少なく、擦れに弱いラインとセットで使います。
参考ページ:道糸とは【初心者のための用語解説】

位置関係は上の図を参考にしてください。
基本的にショックリーダーの長さは50cm~150cm程度にすることが多いです。
ちなみに、道糸とショックリーダーを結んだところをノットと言います。
ショックリーダーの目的
ショックリーダーをつけるといくつかのメリットがあります。
ショックリーダーのメリットを知っておくことで釣りがしやすくなったり、魚が釣れやすくなるのでぜひ頭に入れておいてください!
衝撃を吸収するための緩衝材
先ほども言ったとおり、ショックリーダーの一番の目的は衝撃吸収です。
道糸に使うPEラインやエステルラインといったラインは、ナイロンラインなどに比べて素材が伸びない(伸びにくい)ので、大きな魚がかかってグンっと引っ張られたときに切れてしまいます。
ですので、グンっと強く引っ張られても切られないように素材に伸びのあるショックリーダーを使います。
根ズレ防止
PEラインは、刺繍で使うような糸を何本か束に縒っているので擦れにすごく弱いです。
エステルラインはポリエステルでできていますが、PEラインほどではないにしろ擦れには強くありません。
ですので、水中にある岩などの障害物で擦り切れてしまわないようにショックリーダーをつけるという目的もあります。
歯の鋭い魚がかかったときもラインを切られにくくなります。
魚にバレにくくする
ショックリーダーは基本的に透明のものを使います。
透明なラインを使うことで魚に偽物だとバレにくくすることができるからです。
ただし、魚は振動を察知する器官が発達しているのであんまり太いラインを使うと気づかれてしまいます。
ですので、ショックリーダーは狙う魚を引き上げられるギリギリか少し余裕があるくらいの太さのものを使うようにしたほうが無難です。
仕掛けの安定させる
道糸に使うPEラインやエステルラインに比べて、ショックリーダーは比較的重い素材を使うことが多いです。
重めのラインを使うことによって、水中で流れの影響を受けやすく、浮いてしまいやすいPEラインやエステルラインを水中で安定させることができます。
他にも、硬い素材をつかうことで水中でラインが絡まってしまうことを防止できたりもします。
ただ、これは釣りの仕方や状況によりけりですので、必ずしも意識することではないです。
高切れを防止できる
基本的に、ショックリーダーは道糸に使うPEラインやエステルラインよりも強度の低いものを使います。
ですので、もし根掛かりした時にはショックリーダーのところか結び目(ノット)のところで切れてくれるので高切れも防止できます。
参考ページ:高切れとは【初心者にもわかりやすい用語解説】
ショックリーダーの種類

ショックリーダーといっても、ショックリーダーというラインがあるわけではありません。
ショックリーダーはあくまで役割の名前です。
ショックリーダーに使うラインは主に2種類です。特徴もあわせてまとめておきましたので参考にしてみてください。
ナイロンライン
ライン付きのリールを買うとだいたいこのナイロンラインがついてきますね。
道糸にも使えるラインですが、ショックリーダーとして使うこともあります。
ナイロンはラインは釣りのラインの中で基本となるようなラインで、強度は中程度で素材が伸びやすいのが特徴です。
基本的に価格が安いので、金額を抑えたいときに使うことが多いです。
最近では軽視されがちなナイロンラインですが、素材が伸びやすい素材なのでアワセを入れやすくとても使いやすいラインですよ。
フロロカーボンライン
ショックリーダーといえばこれ!
釣りを長くやっている人はフロロカーボンを使うことが多いです。
フロロカーボンの特徴は、
- 強度が強い
- 擦れに強い
- 素材が硬い
- 重さがある
などがあり、ショックリーダーの用途に使うのにとても適しています。
強度が強いため、細いラインでもある程度大きな魚に対応できます。
大きな魚に対して、比較的細いラインで対応できるので魚にバレにくく、歯の鋭い魚にも簡単には切られません。
金額的にも比較的安いものから様々ですので、試しにやすいものから使ってみるのもいいと思いますよ。