
竿が固着したら冷やせ!竿が折れる前に…
このページでは竿が固着した際の対処法を2つ、写真付きでご紹介しています。
それぞれ軽度な場合の対処法、重度な場合の対処法となりますので、状況に合わせて読んでみてください。
竿が固着した時にまず気をつけること
- オイルの注油
- 直す時にガイドを持つ
竿が固着した!そんな時、まず試すことが多いのがオイルの注油ではないでしょうか?
潤滑効果で固着が治りそうな方法ですが、これはやめておきましょう。
液体の表面張力が作用してさらに固着が取れなくなる場合があります。しかも油は蒸発しないため、一度つけてしまうと厄介です。
竿が固着した時の対処法【軽度】
竿が固着した時はまずこちらを試してみましょう。
簡単な方法ですが、普通に戻そうとするよりもかなり高確率で固着が外れます。

まず、タオルを竿の下に敷きます。

そして固着した節の近くに輪ゴムを巻きつけましょう。(輪っかを切って巻きつけると巻きつけやすいです)
あとは輪ゴムの部分を持ってタオルに数回叩きつけるだけです。
タオルは竿自体を衝撃で痛めないため、輪ゴムは滑りにくくするために使用します。
簡単な方法ですが、意外と効果があります。
竿が固着した時の対処法【重度】
上の方法を試しても治らない、という方はこちらを試してみてください。
タイトルにもある通り竿を冷やす方法です。

まず、竿の固着した部分を保冷剤か氷の上に乗せます。

固着した部分を覆うように保冷剤、もしくは氷をおいたらタオルで包みます。

これで2、30分放置するだけです。
あとは【軽度】の方法で固着が外れます。それでも外れなければ冷やす時間を長くしてみてください。
竿の固着は節から内部の竿が出てきすぎることで起こります。(並継の場合は差し込みすぎて)
ですので、竿の素材を冷やし、竿の素材自体を収縮させることによって抜けやすくなります。
竿が雨の日や寒い日に固着しやすいのは、雨水が潤滑油になる、もしくは寒くて収縮した状態で伸ばした竿が、気温が上がることにより本来より伸ばした状態で元の大きさに戻るからです。
もし、以上の方法で直らないようであれば、釣具屋に持って行きましょう。
