
釣竿の振出と並継って?そもそもなんて読むの?
釣りを始めたばかりの頃は用語で分からないものが多いですよね。
このページでは、釣り初心者のために、釣りの用語「振出」と「並継」について簡単に、わかりやすく、メリットデメリットも踏まえて解説しています。
振出(ふりだし)
振出の竿、というのはつまり、

こういうタイプです。
中に芯が入っていて1つずつ節を伸ばして使用します。
伸ばす時は竿先の方から順に伸ばします。たたむ時は逆に持ち手の方から順に畳みます。
伸ばす時は、片手の人差し指の側面と親指の腹で手前の節を抑えて、もう片方の手で伸ばして行くようにするとガイドを揃えやすいですよ。
振出竿のメリット
何よりコンパクトで持ち運びが便利です。並継と違いばらけてしまうこともありません。
25〜30gのウェイトに耐えられるものでも、短かいもので仕舞寸法45cm程度のものもあります。電車での釣行や、キャンプの時の暇つぶしに持って行くのもいいですよ。
振出竿のデメリット
デメリットをいうと節が多いので折れやすいです。
根掛かりや大物がかかった時に無理な曲げ方をすると、節のところから折れることがあります。
買ったばかりで折れてしまう、なんてことも…ただ、折れ方によっては修理ができる場合もあるので、折れてしまった際はすぐに諦めず釣り具屋さんに持って行ってみましょう。
もう1つは、節が固まり仕舞えなくなるトラブルが起きやすいです。
雨の時や寒い時に多く起きる症状ですが、対処法を知っておくと案外簡単に治ります。
ただ、間違った方法で直そうとすると余計にしまえなくなってしまうので注意しましょう。
もし、振出の竿が固まってしまえなくなった経験がある、もしくは現状そうなってるという方は、
竿が固着したら冷やせ!振出、並継どちらもOK【釣り情報まとめ】
こちらの記事で直し方を解説しているので参考にしてみてください。
並継(なみつぎ)

写真はかなり短いタイプですが、並み継ぎとは上の写真のような分割した竿同士を継いで使う竿です。
竿によって分割する数は様々ですが、分割数が少ないため、振出よりは強度が高いものが多いです。
並継竿のメリット
先ほどお伝えした通り、継いている節が少ないので振出よりも折れにくいです。
あと挙げるならば、メリットとまでは言えるかわかりませんが、2本同じ並継の竿も用意しておくと、もし折れてしまってもひとまずその部分のみ交換して使用することができたりします。
折れた箇所によっては、パーツを使ったもう片方の竿も使えるので使っていて便利かなと感じました。
並継竿のデメリット
デメリットは、バラバラになっているため振出と比べて持ち運びしにくいことと、振出と比べ準備に手間がかかることです。
収納時はバンドなどで止めておく必要があります。最近は専用ケース付きのパックロッドなどもありますが、夜釣りや、足場が悪い場所での釣りの時は準備に手間がかかります。
それと、振出の竿ほどではありませんが、並継の竿も節が固まって抜けなくなることはあります。
対処法はこちらのページ
竿が固着したら冷やせ!振出、並継どちらもOK【釣り情報まとめ】
結局、振出と並継どっちがいいの?
一概には言えませんが、最近では振出を使っている人が多い気がします。
ただ、大物狙いが多く、頻繁に竿が折れるようなら並継の竿を使ってみるのもいいと思います。(ただし安物の中には継ぎの部分が折れやすいものもあります)
振出と並継のメリットデメリットも判断材料になりますが、竿によって得意なウェイトや釣り方、あとは持ち手の感覚なども様々で、使って行くうちに好みのものが見つかります。
ですので、まず1本目、2本目を選ぶ時にこのページに書いてあるメリットデメリットなどを参考にしてみてください。
