釣りをしていると必ずといっていいほど出てくるこのワード。
潮と言われて、なんとなくの意味はわかるけど、実際に言葉で説明できるかというと微妙…という方も多いのではないでしょうか?
僕自身、そういった経験があり、Webサイトで調べてもよくわからなかった経験があるので、このページでは初心者にもわかりやすくご説明したいと思います。

潮と潮汐は同じ意味
潮汐ってきいたことありますか?
潮汐も潮と同じ意味の言葉なんです。
潮汐という言葉は、「潮汐表」というような使いかたをするのをよく見かけます。
潮とは?初心者にもわかるように解説
たとえば、Wikipediaで潮の意味を検索すると、下のように解説が出てきます。
潮汐(ちょうせき)とは、主として月と太陽の引力によって起きる、海面の昇降現象[1]。海岸などでみられる、1日に1~2回のゆっくりした海面の昇降
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BD%AE%E6%B1%90
これだけ見れば、ある程度意味を理解できると思います。
要は海水の満ち引きのことですよね。その現象そのものを表す言葉が「潮」。
でも、釣りの会話のなかでは、「潮が流れ出した」、や「潮が良い・悪い」、といったようなフレーズをよく耳にすることがあり、よくわからなくなることもあると思います。
「潮が流れる」の意味
潮(潮汐)が海水の満ち引きであることは、先ほどお伝えしました。
では、「潮が流れる」とはどういう状況なのか?
これは簡単にいうと、水の流れ、つまり、海流のことです。
なぜ「潮が流れる」などと表現するのか?
それは、「潮」つまりは海水面が上下する現象によって、海の水は押し出され、引っ張られ流れ始めます。
ですので、「潮が流れる」とは「潮の影響で、海水が流れる」という意味なんです。
「潮が良い・悪い」の意味
「潮が流れる」と同じくらい、よく聞くワードで「潮が良い・悪い」というのがあります。
これは潮の流れ、つまり、海水の流れがあると、魚の食欲が増す(活性といったりします)大きな要因になる、という通説があるためです。
そのため、「潮の流れがいいと釣果が良い」=「潮が良い」というように転じたのだと思われます。
潮の流れはどうやってわかるのか?
ここまでで、潮の意味、そして潮の流れは海水の流れ、ということまで解説してきました。
でも、実際に釣りをしていてどういう時が潮が流れているのか?というのは、初心者のうちはわかりづらいと思います。
ですので最後に、簡単に潮の流れがわかるタイミングを紹介しておこうと思います。
餌釣りの仕掛けの位置が動いている

これは釣りをしているとよく経験するのではないかと思います。
仕掛けをおもりをつけて沈めている場合や、ウキをつけて浮かせている場合でもいつの間にか仕掛けの位置が動いている、という場合は潮の流れがある、と考えてOKです。
ルアーが投げた方向と別の方向から帰ってくる
初心者の方はルアーでの釣りの経験がない人も多いとは思いますが、ルアーで釣りをしていると潮の流れはわかりやすいです。
ルアー釣りは投げては巻き取るを繰り返すので、潮が流れ始めたタイミング、潮が止まったタイミングというのはすぐにわかります。
特に軽いルアーであればよりわかりやすく戻ってくる方向が変わってきます。
潮の流れる方向は、水面と同じとは限らない
海の表面を見ていると、基本的には波がたっていることが多いと思います。
最初のうちは、表面の波の動きと海水の動きは一緒だと思いがちですが、実は違います。
基本的に堤防などから見える波は、風の影響によるものが多いので実際の潮の流れは真逆の方向に流れていたりします。
潮の流れる方向を知っておくと、他の釣り人や、障害物とのトラブルを未然に防ぐことができるので、釣りをする際は意識してみましょう。
潮の流れを理解することで釣果UP
まずは潮とは何かを理解した上で釣りをすることで、今まで何気なく釣りをしていた時にくらべ、多くのことを得られるようになると思います。
潮の流れを意識することで、魚が集まりやすい「潮目」のポイントを見つけることも簡単になりますし、釣果も上がっていくと思いますよ。
ゆくゆくは潮の流れ方や、潮の速さを理解することで釣れる魚や釣れるポイントを広げていくことができますので、ぜひ、次回からの釣行では潮の流れを意識してみてくださいね。