こんにちは!うたです。
海で魚を釣る上でかなり効果的な虫エサ。
でも、釣具屋で虫エサをみてると色々種類があってどれを選んでいいかわからなくなることってありませんか?
今回は、海釣りの定番である虫餌、アオイソメ、イワイソメ、ジャリメの特徴やつかいどころについてご紹介します!シロギスの釣りエサのチロリって?チロリはカレイや鯛にも有効!ユムシとは?何の釣りに使える?ユムシの付け方もご紹介!
アオイソメ、イワイソメ、ジャリメの違いって?
釣具屋にいくとほとんどの場合でレジ横に並んでいるこの3種類。
見た目は似たり寄ったりですが金額の違いがあり、とりあえず金額が低めのアオイソメを選んでいる人も多いのではないでしょうか?
これらの虫エサは基本的にはどの魚でも対応できます。
しかしそれぞれに特徴があり、釣りの仕方や狙う魚種によって使い分けることで釣果UPにも繋がるので、それぞれの特徴をチェックしてみてください!
アオイソメ

まずはもっともメジャーなアオイソメ。
アオイソメは基本的にどの釣りにも適しています。
1パック(50g)500円程度で売っており、金額的にも一番お手頃かなとおもいます。
特徴
生命力が高く、針にかけた状態でも、魚に食べられない限りはかなり長い時間生き続けます。
そしてうねうねとした動きと、針を刺した時にでる体液で魚を誘います。
体内に発光器官もあるので、夜釣りにも適しています。
見た目の特徴としては、体が少し青みがかかった色をしています。
ただ慣れるまではイワイソメなどと見分けるのが難しいです。
まだ釣る魚種が決まっていなかったり、なんでもいいから釣れたらいいな、という場合だとアオイソメを選んでおくのが無難かなと思います。
イワイソメ

イワイソメもアオイソメと同様、いろんな魚種を狙える虫エサですが、少しアオイソメとは違った優れた特徴があります。
金額的には1パックあたり1000円程度で売られていることが多く、アオイソメと比べるとお高めです。
特徴
イワイソメは、動きがゆったりとしていてアオイソメに比べ、動きでのアピール力はないんですが、イワイソメには独特な匂いがあり、匂いでの集魚力はバツグンです。
匂いが強烈なので、少し離れた場所にいる魚にもアピールすることができます。
また、アオイソメよりも大きく成長するため、売られている時もアオイソメよりも大きいサイズであることが多いです。
アオイソメより身も硬く、小魚に突かれる程度であればすぐにちぎれてしまうこともありません。
ただ匂いが強い分、歯が鋭いフグなど「エサ取り」と呼ばれる魚も寄せやすいので、あんまりにもすぐエサを取られるようであれば他のムシエサも検討しましょう。
いろいろの呼び方がある
イワイソメはマムシ、アカムシ、ホンムシと呼ばれることもあります。
釣り場でお隣さんに使っているエサを訪ねた時に?とならないようになんとなく頭に留めておくといいと思います。
イワイソメはクロダイやカレイに効果的
個人的な感覚ですが、イワイソメは特にクロダイやカレイの釣果が高いように感じます。
クロダイはカニを好物としている場合が多く、集魚用に匂いが強いイカを使うのも効果的なので、強烈な匂いを放つイワイソメも好むのかなぁと。
カレイにとってもイワイソメは大好物で、寄ってきやすいです。
ジャリメ

ジャリメも他のムシエサと同じような見た目をしています。
値段は1パックおよそ700〜800前後です。
アオイソメとイワイソメの中間ほどの値段ですね。
特徴
ジャリメの一番の特徴は、体が細いこと。
成長したものでもアオイソメやイワイソメと比べると一回り細いです。
色は茶色〜赤茶色です。
イワイソメのように匂いの集魚力があるわけではありませんが、体が小さく、身自体も柔らかいため、口の小さな魚や捕食が下手な魚でも釣れやすいです。
身が柔らかいため、エサの持ちはそこまで良くありませんが、派手な動きで魚にアピールしてくれます。
ジャリメは石ゴカイともいう
基本的にはジャリメと呼ばれることが多いですが、地域や釣具屋によっては石ゴカイと呼ばれている場合があります。
ちなみに先ほどあげたアオイソメたちは、学術的にいうとイソメ目イソメ科、ジャリメはゴカイ亜目ゴカイ科に分類されています。
ジャリメはシロギスの大好物
ジャリメはシロギスの大好物です。
シロギスは口が小さくエサを吸い込むように食べるので、体が細いジャリメは食べやすいというのもありますが、ジャリメ自体の匂いをシロギスが好む傾向にあります。
また、ジャリメはシロギスの他にハゼ釣りでもよく使われています。
他には捕食が下手なカレイや、時期的にサイズが小さい魚を狙う場合にも効果的ですよ。
参考ページ:【釣果】冬の片瀬漁港でシロギス祭り!