釣りを始めたての頃は基本的な釣り用語がわからなくて、調べたいことがあっても理解に苦しむ事もしばしば…
このブログでは、釣りに関する用語を初心者にもわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ハリスとは
ハリスとは、リールにもともと巻かれている糸である道糸と仕掛けの針とを結ぶ糸の事です。
ルアーを用いた釣りでの「ショックリーダー」とほぼ同じ意味だと考えてOKです。

上のイラストで言うと、ピンクの糸の先にあるオレンジの糸のことですね。
これは、サビキ釣りでも、ぶっ込み釣りなどのエサ釣りでも、ルアー釣りでも、共通の考え方でOKです。
初心者の方には馴染みが多いサビキ仕掛けセットには、このハリスと仕掛け針がセットになっているものが多いですね。
ハリスから分岐したものはエダス
サビキ仕掛けなどの針が複数ついた仕掛けで、ハリスから分岐して針が結ばれている糸のことはエダスといいます。
頻繁に出てくるワードではないですが、ハリスとセットで覚えておくといいと思います。
ハリスの目的
ハリスをつける目的は、ズバリ、釣りをしやすくするためです。
具体的にいうと大きく分けて3つあります。
①魚に仕掛けを気取られないようにするため。
ハリスは基本的に透明で、細めの糸を使います。
あまり太い糸を使ってしまうと、魚に糸があることがバレて釣れなくなってしまったり、糸を引っ張った時の振動などで魚に違和感を与えてしまうため、釣れなくなってしまいます。
②魚がかかった時の負荷を分散するため。
青物系の魚は特にそうですが、魚が最初に仕掛けを食って来たときって結構強いヒキを感じます。
昨今は釣りの「ヒキ」をより楽しむため、素材にあまり伸びがない振動がより楽しめるPEラインなどが流行っています。
ですが、素材に伸びがないラインを使うと、強い衝撃がかかった時に切れやすいです。
ですので、道糸と針の間にハリスを挟むことで衝撃を吸収できるようにしています。
③道糸がきれないようにするため。
ハリスなしで道糸に針をつけている場合、根掛かりしたときや、あまりの大物がかかって糸が切れる時に、道糸の根元ちかくから切れてしまうことがあります。
そうすると、リールに巻いていた道糸を大量に失うことになり、ゆくゆくはリールに巻かれている道糸を巻き直すハメになります。
そうなるのを防ぐために、ハリスは道糸と同程度、もしくは少し弱い強度のものを結び、根掛かりなどで糸が切れる時に道糸とハリスの結束部から切れるようにします。
ハリスの種類
ハリスの種類はいくつかありますが、ここでは代表的なふたつのハリスを紹介します。
基本的にこの二つを覚えておけば、どんな釣りでも対応できます。
万能!フロロカーボンライン
1つ目はフロロカーボンライン!
今はこちらが主流になりつつあるかなと思います。
フロロカーボンの特徴としては…
- 強度が強い
- 重くて水に沈む
- 適度に伸びる
- 擦れに強い
これらの特徴があるため、魚に気づかれにくい細さでも強度が保てて、ライン自体に重さがあるので仕掛けを一定の深さにとどめやすいです。
さらには、PEラインに比べて、素材が伸びるので衝撃を吸収してくれるし、海底の岩で少し擦れたくらいでは切れません。
ただデメリットもあって、フロロカーボンラインはクセがつくと戻りにくく、扱いづらい時があります。
ですが、デメリットを補ってあまりあるメリットがあるので、フロロカーボンラインを使っている人はかなり多いです。
安価なナイロンライン
ナイロンラインは昔からよく使われてきたラインです。
昔からあるというのと、性能も特筆したものがないので比較的安価で手に入ります。
しかし上記のフロロカーボンラインよりも、素材に伸びがあると言う点ではナイロンラインに軍配が上がります。
ですのでアジなどの口の部分が弱い魚を釣るときは、ナイロンラインの方が余計な力を吸収してくれるので向いていると言えますね。